太陽光発電編
営業マンが言うには
「田んぼ遊ばせてますよね？太陽光パネルを設置するだけで、毎月儲かりますよ！」という事らしいんですが。野立てと言われる、広い土地にパネルをいっぱい並べている風景、たまに目にしますよね。あれを勧められました。
実はうちの近くにも１軒あります。１５年くらい前までは田んぼでしたが、きれいに整地してびっしり太陽光パネルが並んでいます。
素朴な疑問
- 農地のままでできるの？
- パネルって高そう
- 台風来たらどうするの？
農地転用
なーんだ、やっぱり農地転用いるじゃん。調整区域だって分かって営業きてんのかね？
ただ、この調整区域っていうのも永年ではなくて、この辺りはたまーに調整区域がはずれて開発可能な時期がおとずれます。わたしの知る限りでは１０年くらい前に一回はずれて、その時に村の人たちがこぞって農地を売りに出したという。。。笑。おかげで１００軒以上の建売住宅が建って、小学校の人数が一気に増えました。
太陽光パネルって高そう
「最初の出始めの頃に比べたらすごく安くなってますよ。」そりゃそうでしょうね。でもウン百万はするでしょうね、儲かるくらい設置しようとしたら。
台風来たらどうするの？
それはどうやら保険でカバーできるらしいです。でも、経年劣化もするだろうしなぁ。
売電価格
ひととおりの説明は聞きました。土地を購入してパネルを設置するとなるとかなりの初期投資が必要だが、わたしの場合はすでに農地があるので、かなり安くて済むということでした。ただ、売電価格の下落というのは避けられないように思えました。（ニュースでもよくやってましたよね）。２０１２年には４０円／Kwhだったのが２０１９年では１４円／Kwh（ネット調べ）だというではないですか？FIT制度という固定価格買取制度があるらしいですが、それも１０年～２０年で終了するようで、本当に元が取れるのか不安になりました。
わたしが提案されたプラン
わたしが提案されたのは、自己資金１６００万円というプランでした。まず、農地転用自体は申請をプロ（行政書士など）に頼んでも２０万円から４０万円程度でできます。整地には３５０万円から６００万円程度の費用がかかります。（米作りの粘度の高い土を３０ｃｍ程かき出して処分した上で、新たに固い土を入れて整地するからです）それに加えてパネルの設置費用です。
わたしの結論は
まず、全額借り入れしたら何年で元が取れるのか。これについては、わたしの場合は１０年では無理という計算になりました。パネルの耐用年数自体は２０年ぐらいらしいですが、売電価格の下がり方を見てしまうと不安がぬぐえませんでした。ということで、今回は太陽光発電による投資は断念することとなりました。
※この記事は、あくまでわたしのところへ来た営業マンの話したプランについてなので、異なるモデルで成功している方もたくさんおられるという事は理解したうえで、ひとつの意見として読んでください。この投資方法を否定する意図は全くありません。
