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それほんまに儲かるの? -貸し農園編ー

貸し農園編

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きっかけ

この「貸し農園にしませんか?」という提案は、地元の農協から出た話でした。わたしが毎年田んぼの草刈りに苦労してるのを見て、「草刈りの手間を省きたいなら、貸し農園をしている民間企業に委託すれば楽になるよ」と声をかけてくれたのでした。実際、同じ村の中にも休耕田を貸し農園にした方が何人かいます。休日には何組もの家族が野菜のお世話に訪れています。

貸し農園とはどんなもの?

月600円ぐらいから小さい区画(5㎡ほど)をレンタルできて、道具や水道も貸してくれるというもの。印象としては、年配のご夫婦の趣味としてや、小さいこどものいる家族連れが多いように見えます。朝早く6時くらいから来ている熱心な方もいます。途中でやる気を無くしたんでしょうか、草ぼうぼうの区画もたまに見かけますが。

では儲かるのか?

農地は農地法というもので制限されているため、勝手に貸し出す訳にはいきません。貸し農園として営業するための届出や許可、駐車場や水道の完備など、一括でプロに任せる事になりそうです。

実際に貸し農園にした近所の地主さんに話を聞いてみました。「全然儲からんよ、草刈りの手間が省けただけ。」どの程度の収入でこう答えたのかは個人差があるので分かりませんが、また別の貸し農園の地主さんも「全くお金にならない。」と言っていました。それを聞いてわたしはすっかりやる気を無くしたので、初期投資とリターンについてはその企業から詳しく説明を受けるところまではいかないまま、投資を断念しました。ただしまだ興味はあります。なぜなら、農地転用せずに固定資産税も上がらない方法って、いまだこれくらいしか思いつかないからです。